トライテックは、コンピュータのソフトウエア開発を行う会社として設立して26年、特に制御系の分野を得意としております。
私がコンピュータと出会ったのは、50年近く前になります。
その時代、コンピュータは、特別な部屋にあり、磁気テープと入力のためのパンチカードの箱を抱えて、出入りしていたものです。その後、ミニコンピュータと言うのが出来て、コンピュータが身近になりましたが、プログラムは、穴の開いた紙テープを読ませていました。言語は、アセンブラ言語でした。メモリ容量も確か4Kバイトぐらいで、とても貴重で、処理手順を考え、1ステップとか1バイト減ったと喜んだことを思い出します。
その後のコンピュータの発達は、本当にすばらしいものがあります。現在社会では、コンピュータ抜きには考えられません。
コンピュータそのものの速度や容量等の性能は勿論ですが、ソフトウエアを開発する立場から見ても、言語や開発ツールも格段の発達をしました。今のソフトウエア開発をする人は、とても恵まれています。
しかし、この時代になっても、ソフトウエアの原点は同じで、忘れてはなりません。そして、それを継承して行くのが、私の使命と感じています。
今は、メモリやディスク容量も、また速度も、贅沢に使える時代ですが、データ量が増加していくと、動きが遅くなったりします。また、ソフトの作り易さが優先すると、使いにくいものになったりもします。
「人にやさしい」とは、データ量が増えても処理スピードが落ちない等の性能の発揮、また、人の使い易さに労力を惜しまない、ソフト創りを目指します。